菅原家は、天穂日命（あめのほひのみこと）※に起源をもち、曾祖父古人公の時代に、学問をもって朝廷に仕える家柄で、道真公の祖父、清公公は私塾を設け、菅原家は一大学閥となっていきました。
類まれなる才能の持ち主であり、人々から厚い信頼を得ていた菅原道真公は、幼少の頃より学問の才能を発揮され、わずか5歳で和歌を詠まれるなど、神童と称され、学者としての最高位であった文章博士となり、栄進を続けられ、学問だけでなく、弓にて百発百中の腕前を披露されるなど、文武両面に傑出した人物として、その名を馳せていました。
京都から讃岐国の長官として赴任された際、疲弊していた国を建てなおすなど善政を行いその実績が宇多天皇に認められ京都に戻り、厚い信任を受け、ますます政治の中心でご活躍されました。
その実績から、人から神様の御位に昇られた道真公は、「学問の神様」・「至誠の神様」として現代に至るまで永く人々の信仰を集めています。
※天穂日命…天照大御神より生まれた神様で、「農業・産業の神様」として信仰されている。